寝台列車・サイババ体験記5

皆で2日間くらい過ごしたでしょうか、少しインドに慣れてきたところで

それぞれの目的地へと向かいました。
多くの人は有名な観光地が多い北の方に向かうのでしょうが、
その頃松ちゃんは、インドのことはほとんど知らなかった、いや知っていたとしても
1か月半もあればインド全土を周れると思っていたと思います、
北の方は後にしといて、サイババがいるだろう南の方に
向かうことにしました。
サイババは南の方のプッタパルティという村にいることはテレビを見て
知っていたのですが、プッタパルティというのが何処にあるのかは
全くわかっていなかったです。
とにかく南だ!ということで、飛行機の中で最初に見かけた日本人の
青年と、綺麗なビーチがあるゴアへと向かいました。
ムンバイからゴアへは列車で移動。
現在はインターネットで列車のチケットを買うことが出来、
Eチケットになってとても便利になっています。
でもその頃は窓口で買うのですが、それが大変でした。
窓口は何時も混んでいる、係員の仕事はとても遅い、
チケットを手に入れるまでかなりの時間を要しました。
ムンバイからゴアまで632キロ、6時間半、これは現在のデータですが、
多分20年前も同じようなものだったと思います。
松ちゃんたちが買ったチケットは、2等のsleeper、
3人ずつ向かい合って6人が.座れるシートがあり、夜には3段ベットになります。
インドの列車は、1等、2等、3等、エアコンあり、なしがありますが、
インドの旅を楽しむなら2等のsleeperがお勧めです。
1等は窓がすりガラスのようになっていて景色が見えずらいのですが、
2等は窓全開、昇降口もドア全開で景色、風を楽しめます。
ただいろいろな人が乗ってくるので、荷物の管理は気を付けたほうが良いでしょう。
チャイを売る人、食べ物を売る人、掃除して乗客にお金をねだる子供、
バクシーシ(施し、お恵み)を要求する乞食、20年前はいなかった思うのですが、
同じくバクシーシを要求するサリーを着たオカマ、
このオカマ、全然怖くないのですが、インド人は何故かすぐにお金を渡します。
気持ち悪いのでしょうね。
その他、歌を歌う人、楽器を弾いてお金を貰う人、
いろいろな人がやってきます。
松ちゃんは旅は安く済ませたいということで、今までほとんどこの2等を利用していました。
事故、盗難などはなかったです。
ただ北の方、デリー、カルカッタ間の2等では盗難にあったという話を
たびたび耳にしました。
朝早く暗い中、ゴアの駅に到着。
つづく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました